求めよ、さらば与えられん
ん?なんで貴族の人たちが薬室長に取り入る必要があるの?
あれ?そもそも薬室長がパーティーに参加してるのって何で?薬室長だからって訳じゃないよね?もしかして……。
「薬室長も貴族なの!?」
「え!? 知らなかったの!? 薬室長は公爵家の出身だよ!?」
「え!? ウソ! 知らなかった……」
凄く偉いお家柄じゃないの!そりゃいろんな人が挨拶にくるよね。
「私付き添いで良かったのかな? よく考えたら奥さんいるよね?」
「確か去年別れてるよ」
「そうなの!?」
「何も聞いてないけど指輪してないし、そうじゃないかってみんな噂してたしね。 だから薬室長を狙ってるお家は多いらしいよ」
いろんな人に声をかけられて大変な様子。さらに納得。
「その綺麗なお嬢さんがいつも話してくれているビーチェかな?」
ロアナの隣に立った爽やかな男性にニコッと笑われた。
「そうだよ! 私の大好きなビーチェ! 紹介するね、私の兄のラウルだよ」
「は、初めまして! ベアトリーチェと申します! いつもロアナにはお世話になってます!」
「あはは、そんなに緊張しなくていいよ。 改めて、ラウルと申します。 以後お見知り置きを」
そう言って手の甲にチュッとキスされた。
あれ?そもそも薬室長がパーティーに参加してるのって何で?薬室長だからって訳じゃないよね?もしかして……。
「薬室長も貴族なの!?」
「え!? 知らなかったの!? 薬室長は公爵家の出身だよ!?」
「え!? ウソ! 知らなかった……」
凄く偉いお家柄じゃないの!そりゃいろんな人が挨拶にくるよね。
「私付き添いで良かったのかな? よく考えたら奥さんいるよね?」
「確か去年別れてるよ」
「そうなの!?」
「何も聞いてないけど指輪してないし、そうじゃないかってみんな噂してたしね。 だから薬室長を狙ってるお家は多いらしいよ」
いろんな人に声をかけられて大変な様子。さらに納得。
「その綺麗なお嬢さんがいつも話してくれているビーチェかな?」
ロアナの隣に立った爽やかな男性にニコッと笑われた。
「そうだよ! 私の大好きなビーチェ! 紹介するね、私の兄のラウルだよ」
「は、初めまして! ベアトリーチェと申します! いつもロアナにはお世話になってます!」
「あはは、そんなに緊張しなくていいよ。 改めて、ラウルと申します。 以後お見知り置きを」
そう言って手の甲にチュッとキスされた。