求めよ、さらば与えられん
眼鏡の人に睨まれながらも頑張って口を開いた。
「差し出がましいようですが、ウルナの葉についてもう少しお話しさせて頂いても宜しいですか?」
「うん」
「ウルナの葉はとても逞しい植物で、場所をあまり選ばないですし、成長が早いんです。 それに葉の見分けも難しい植物です」
「見分けられない庭師をずっと置いていたら、この危ない植物は無くならないじゃないか」
「このウルナの葉は1日とせずに急激に成長します。 昼夜関係なくです。 ですから昨晩成長したのであれば、この広い庭園を1人の庭師が管理しているのであれば、残念ながら完全に無くすのは難しいかと思います」
「じゃあ庭師を増やせば問題ないの?」
私の言葉を真剣に聞いてくれるルネ王子。それも興味津々な顔をして。こんなにも好奇心旺盛な性格をしているとは思ってなかった。
「そうですね、その方がより安全性は高くなるかと思います」
ルネ王子は顎に手を置いて考え始めた。可愛い。ギュッとしたい!
「ウルナの葉は危ないばかりではないんですよ?」
「そうなの?」
「この葉はお花の側に生える事が多いんですが、土を共有する代わりに栄養をお花に分け与えてくれるんです。 だから敢えて弱ったお花の側に植えることがあります。 それに、お薬としても使えるので、薬草園には生えてるんですよ?」
「差し出がましいようですが、ウルナの葉についてもう少しお話しさせて頂いても宜しいですか?」
「うん」
「ウルナの葉はとても逞しい植物で、場所をあまり選ばないですし、成長が早いんです。 それに葉の見分けも難しい植物です」
「見分けられない庭師をずっと置いていたら、この危ない植物は無くならないじゃないか」
「このウルナの葉は1日とせずに急激に成長します。 昼夜関係なくです。 ですから昨晩成長したのであれば、この広い庭園を1人の庭師が管理しているのであれば、残念ながら完全に無くすのは難しいかと思います」
「じゃあ庭師を増やせば問題ないの?」
私の言葉を真剣に聞いてくれるルネ王子。それも興味津々な顔をして。こんなにも好奇心旺盛な性格をしているとは思ってなかった。
「そうですね、その方がより安全性は高くなるかと思います」
ルネ王子は顎に手を置いて考え始めた。可愛い。ギュッとしたい!
「ウルナの葉は危ないばかりではないんですよ?」
「そうなの?」
「この葉はお花の側に生える事が多いんですが、土を共有する代わりに栄養をお花に分け与えてくれるんです。 だから敢えて弱ったお花の側に植えることがあります。 それに、お薬としても使えるので、薬草園には生えてるんですよ?」