【番外編追加中】紳士な副社長は意地悪でキス魔
☆番外編☆ 雅と紬の初めての夜、そしてこれから。
雅さんのマンションに着く頃にはすっかり日も暮れていた。車を降りてエントランスに向かう途中、自分の手元にキラリと光るものが見えた。
ふと見やる。私の左手だ。
私の薬指にはシリウスのエンゲージリングが鎮座している。
そう、私は改めてプロポーズされた。雅さんに。
視線を横に移す。雅さんはどこか憂いのある表情でエレベーターのボタンを押した。
端正な横顔、細くしなやかな指。
このひとにプロポーズされたなんて信じられない。
背中を押されて乗り込む。なんてフェミニストなんだろう。雅さんの体は優しさと穏やかさでできていると思う。
「どうした? ハニー」
「いえ……え? んっ!」
エレベーターに乗り込むと雅さんは扉も閉まらないうちにキスを仕掛けてきた。しかも深く入り込むキス。
身じろぎして彼の胸を押すけれど、後頭部を押さえ込まれて身動きが取れない。拒むどころか、どんどん彼の熱を帯びた舌が私の口内をかき乱す。
ふと見やる。私の左手だ。
私の薬指にはシリウスのエンゲージリングが鎮座している。
そう、私は改めてプロポーズされた。雅さんに。
視線を横に移す。雅さんはどこか憂いのある表情でエレベーターのボタンを押した。
端正な横顔、細くしなやかな指。
このひとにプロポーズされたなんて信じられない。
背中を押されて乗り込む。なんてフェミニストなんだろう。雅さんの体は優しさと穏やかさでできていると思う。
「どうした? ハニー」
「いえ……え? んっ!」
エレベーターに乗り込むと雅さんは扉も閉まらないうちにキスを仕掛けてきた。しかも深く入り込むキス。
身じろぎして彼の胸を押すけれど、後頭部を押さえ込まれて身動きが取れない。拒むどころか、どんどん彼の熱を帯びた舌が私の口内をかき乱す。