【番外編追加中】紳士な副社長は意地悪でキス魔
クスクスと笑う彼に苛立ちを覚えつつも、迷惑をかけた穴埋めはしなくてはならない。
「わかりました。この前は酔ってかなりご迷惑おかけしたみたいですし、宿泊代も出していただいたので、その埋め合わせに」
私がそう返事をすると雅さんは私の手を取り、口元へ持って行く。私の手の甲に軽く唇が触れた。されたことのない扱いに心までくすぐったくなる。こういうことをさらりとしてしまうのは御曹司ゆえ、だろうか。
部屋を出ようと立ち上がる。雅さんはドアを開けてくれた。
「ありがとうござ……えっ……」
軽くお辞儀をして姿勢をもどしたとたん、不意に顎をつままれ、雅さんの顔が素早く近づいた。抵抗するまもなく、ちゅ、とキスをされた。
不意をつく速攻だ。
油断も隙もない!
「あのっ!」
「もっと熱いのがよかったか?」
「そうじゃなくて」
「キミかわいいね。顔、真っ赤だよ」
「からかわないで」
「それとキミ、指フェチ?」
俺の指ばかり見てるよね?、と言われてしまった。
*―*―*
「わかりました。この前は酔ってかなりご迷惑おかけしたみたいですし、宿泊代も出していただいたので、その埋め合わせに」
私がそう返事をすると雅さんは私の手を取り、口元へ持って行く。私の手の甲に軽く唇が触れた。されたことのない扱いに心までくすぐったくなる。こういうことをさらりとしてしまうのは御曹司ゆえ、だろうか。
部屋を出ようと立ち上がる。雅さんはドアを開けてくれた。
「ありがとうござ……えっ……」
軽くお辞儀をして姿勢をもどしたとたん、不意に顎をつままれ、雅さんの顔が素早く近づいた。抵抗するまもなく、ちゅ、とキスをされた。
不意をつく速攻だ。
油断も隙もない!
「あのっ!」
「もっと熱いのがよかったか?」
「そうじゃなくて」
「キミかわいいね。顔、真っ赤だよ」
「からかわないで」
「それとキミ、指フェチ?」
俺の指ばかり見てるよね?、と言われてしまった。
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