【番外編追加中】紳士な副社長は意地悪でキス魔
素肌が重なり、彼のすべてを受け入れて。
身体よりも気持ちの嬉しさが何倍も大きくて。
空腹も忘れて夢中でしがみついた。
*―*―*
夜中に、冷めてしまったケータリングの食事を温め返して雅さんといただき、そのあとも雅さんは私を寝かせてはくれなくて。
寝不足と程よい疲労感に満たされたところに、快楽を与えられて、気を失うように眠りについて。
目が覚めたときには朝を迎えていた。肌触りのいいブランケットで胸を隠し、上体を起こした。キングサイズのベッド、シーツは乱れに乱れて昨夜の様相を呈していて、かあっと頬が熱く火照る。
だって。昨夜は何度も何度も与えられて、声を上げてしまったし。
雅さんに誘われて自分からも積極的にしがみついてしまったし。
ドアの向こうからカタカタと音がするから、雅さんはとうに起きているのがうかがえた。
雅さんとどんな顔で会えばいいの?