【番外編追加中】紳士な副社長は意地悪でキス魔
☆番外編☆唐澤の恋の行方2
ああ、オレは……オレは……。
「ぐおおおおおっ!!!!!」
「ちょっとやめてよ和也くん」
「がああああ!!」
ゴンゴンとカウンターに頭突きをした。頭突きしてそのまま額をくっつける。目をつむると咲希さんの幼い顔が目に浮かんだ。
でもそれはカワイイ笑顔ではない。
般若のような怖い顔だ。
「ぐおおおおおっ!!!!!」
「あのさあ……運が悪かったんだから諦めたら?」
「諦め……」
ムクッと起き上がり姿勢を正した。
「諦めない。オレは断固として諦めない」
「でも墓穴掘ったんでしょ」
「墓穴?」
「そのワンナイトラブのミワちゃんと遭遇してヤリマシタって、咲希さんにばれてしまったんでしょ?」
「ミワ……ヤリマ……がああああっ!!!」
ゴンゴンゴンゴン!
再び額を打ち付けた。
ここは居酒屋のカウンター席。隣にはイトコの武田菜穗がいる。
オレは唐澤和也31歳。三國不動産ホールディングス取締役副社長、三國雅氏の秘書を務めているのだけれど。
そんなオレの恋の相手は二階堂咲希さん。取引先の令嬢で、かつ、ボスの幼なじみだ。
「ぐおおおおおっ!!!!!」
「ちょっとやめてよ和也くん」
「がああああ!!」
ゴンゴンとカウンターに頭突きをした。頭突きしてそのまま額をくっつける。目をつむると咲希さんの幼い顔が目に浮かんだ。
でもそれはカワイイ笑顔ではない。
般若のような怖い顔だ。
「ぐおおおおおっ!!!!!」
「あのさあ……運が悪かったんだから諦めたら?」
「諦め……」
ムクッと起き上がり姿勢を正した。
「諦めない。オレは断固として諦めない」
「でも墓穴掘ったんでしょ」
「墓穴?」
「そのワンナイトラブのミワちゃんと遭遇してヤリマシタって、咲希さんにばれてしまったんでしょ?」
「ミワ……ヤリマ……がああああっ!!!」
ゴンゴンゴンゴン!
再び額を打ち付けた。
ここは居酒屋のカウンター席。隣にはイトコの武田菜穗がいる。
オレは唐澤和也31歳。三國不動産ホールディングス取締役副社長、三國雅氏の秘書を務めているのだけれど。
そんなオレの恋の相手は二階堂咲希さん。取引先の令嬢で、かつ、ボスの幼なじみだ。