【番外編追加中】紳士な副社長は意地悪でキス魔

ヤバイ……これはマジで左遷レベル!


「聞いてないのか?」
「ははあっ! 申し訳ございませんっ!!」
「咲希を送ってもらいたいと雅くんに頼んでおいたんだが、聞いてないのかね。私はこのあと旧知のメンバーで二次会に行くことになってるんだが」
「さようでございましたか」


ぐ。
ボスが企んでいたのは、これか。

オレと咲希さんの仲直りをさせようと、わざとパーティーにオレをよこしたってこと?

ニクイニクイニクイ……!!
これは千載一遇のチャンスだ。


「大丈夫です! この唐澤めが咲希さまを責任を持ってご自宅にお送りいたします!」
「ああ、頼んだよ」
「かしこまりました!!」
「君なら安心だ」
「あ、ありがとうございます!」


二階堂氏はオレの肩をポンポンと叩くと他の参加者に呼ばれて行ってしまった。

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