【番外編追加中】紳士な副社長は意地悪でキス魔
*―*―*
チュンチュン、チュン……。
爽やかな小鳥のBGMで目が覚めた。まぶたを開けると真っ白な光が飛び込んできて思わず目を細めた。
真っ白い天井、大きな窓。白いレースカーテン、きれいに束ねられた重厚なカーテン。アンティークのスタンド、くすぶった金縁の油絵。
ここ、私の部屋じゃない。ホテルだ。
慌てて私は上半身を起こした。
「いたたた……」
割れるように痛む額を両手で押さえる。昨夜は武田さんと飲みに行った。飲みすぎたのも覚えている。タクシーの運転手には武田さんが私のマンション名を言ったはずだけれど。
しかしここは……。もう一度ゆっくり辺りを眺める。広い部屋、ドアがいくつもある。スイートルームっぽい。カードは持ち合わせているからそれで精算して帰ろう。
まず支度を……え……ええっ?
布団からはみ出した上半身は一糸まとわぬ姿。右手を腰に滑らせるとそこも引っかかるものはなにもない。裸だ。
慌てて下着をさがす。ソファの上に散乱していた。
シャワーを浴びてそのまま眠ってしまったとか。もう、恥ずかしい。
服は……。
壁にちゃんとかけてあった。
あるにはあった。
でも。
チュンチュン、チュン……。
爽やかな小鳥のBGMで目が覚めた。まぶたを開けると真っ白な光が飛び込んできて思わず目を細めた。
真っ白い天井、大きな窓。白いレースカーテン、きれいに束ねられた重厚なカーテン。アンティークのスタンド、くすぶった金縁の油絵。
ここ、私の部屋じゃない。ホテルだ。
慌てて私は上半身を起こした。
「いたたた……」
割れるように痛む額を両手で押さえる。昨夜は武田さんと飲みに行った。飲みすぎたのも覚えている。タクシーの運転手には武田さんが私のマンション名を言ったはずだけれど。
しかしここは……。もう一度ゆっくり辺りを眺める。広い部屋、ドアがいくつもある。スイートルームっぽい。カードは持ち合わせているからそれで精算して帰ろう。
まず支度を……え……ええっ?
布団からはみ出した上半身は一糸まとわぬ姿。右手を腰に滑らせるとそこも引っかかるものはなにもない。裸だ。
慌てて下着をさがす。ソファの上に散乱していた。
シャワーを浴びてそのまま眠ってしまったとか。もう、恥ずかしい。
服は……。
壁にちゃんとかけてあった。
あるにはあった。
でも。