【番外編追加中】紳士な副社長は意地悪でキス魔
そういえばこの人、どこかで会ったことがある……気がする。
「起きたんだな」
「……はい」
「どうしたんだ、そんな怯えた顔をして」
ガウン男はどんどんこっちに寄ってきて、片膝をベッドに乗せた。スプリングが跳ねる。
白く陶器のようななめらかな肌、彫りの深い顔立ち、二重のきりりとした目、漆黒の瞳。至近距離で見つめられて私はうつむいた。でもその先にははだけたガウンからのぞく筋肉質な胸。
見知らぬ男の身体に恥ずかしくて目を逸らした。
でもこんなイケメン、どこで。
「おはよう、藍本さん」
「おはよ……うござい、ます」
私は目を開け、何くわぬ顔で挨拶を返したけど、私の名を知っていることに恐怖を感じる。向こうは知っているのに私はこの人の名前すら知らない。
ガウン男はおもむろに片手をあげると私の顎を摘まんだ。
近づいてくる端正な顔。ふわりと香る石鹸の香り。なぜか身体の芯がうずいて、私はフリーズしてしまった。
ちゅ。
軽く音を立てて、触れた唇。
「起きたんだな」
「……はい」
「どうしたんだ、そんな怯えた顔をして」
ガウン男はどんどんこっちに寄ってきて、片膝をベッドに乗せた。スプリングが跳ねる。
白く陶器のようななめらかな肌、彫りの深い顔立ち、二重のきりりとした目、漆黒の瞳。至近距離で見つめられて私はうつむいた。でもその先にははだけたガウンからのぞく筋肉質な胸。
見知らぬ男の身体に恥ずかしくて目を逸らした。
でもこんなイケメン、どこで。
「おはよう、藍本さん」
「おはよ……うござい、ます」
私は目を開け、何くわぬ顔で挨拶を返したけど、私の名を知っていることに恐怖を感じる。向こうは知っているのに私はこの人の名前すら知らない。
ガウン男はおもむろに片手をあげると私の顎を摘まんだ。
近づいてくる端正な顔。ふわりと香る石鹸の香り。なぜか身体の芯がうずいて、私はフリーズしてしまった。
ちゅ。
軽く音を立てて、触れた唇。