チェンジ! ~僕に恋して君を愛する~
時子さんが学校に行ってる間、僕は家事を引き受けた。
今まで全然家事をしたことがなかったせいか、最初の頃は、大人二人分の朝食時の食器類を全て洗い終わるだけで20分はかかっていた。しかしこれは、回数を重ねるうちに要領をつかめたおかげで、大分時間短縮することができているが。
全て洗い終えた後、シンク周りを水浸しにしたままだったり(「洗って終わりじゃないのよ!」と時子さんに教わった)。
「あぁちょっと!」
「はいっ?」
「あなた、私がいないときもそんなに勢いよくお水出して洗ってんの!?」
「え。あ・・うん。ダメ?・・ですか」
「ダメダメ。水道代もったいないでしょ?環境にもよくないし」と注意しながら蛇口をひねった時子さんに、「あぁそっか!そうだよね、ごめん!」と謝ったこともある。
まるで先生より大柄で、見た目ごっつい男子生徒が、叱り主であるカワイイ女教師に向かって、恐縮しながら素直に頭を下げてる、みたいな図だ。
本当は6歳年上だけど、現在の肉体で換算すると8歳年下の奥さん・・じゃないけど奥さんである時子さんにはホント、頭が上がらない。
今まで全然家事をしたことがなかったせいか、最初の頃は、大人二人分の朝食時の食器類を全て洗い終わるだけで20分はかかっていた。しかしこれは、回数を重ねるうちに要領をつかめたおかげで、大分時間短縮することができているが。
全て洗い終えた後、シンク周りを水浸しにしたままだったり(「洗って終わりじゃないのよ!」と時子さんに教わった)。
「あぁちょっと!」
「はいっ?」
「あなた、私がいないときもそんなに勢いよくお水出して洗ってんの!?」
「え。あ・・うん。ダメ?・・ですか」
「ダメダメ。水道代もったいないでしょ?環境にもよくないし」と注意しながら蛇口をひねった時子さんに、「あぁそっか!そうだよね、ごめん!」と謝ったこともある。
まるで先生より大柄で、見た目ごっつい男子生徒が、叱り主であるカワイイ女教師に向かって、恐縮しながら素直に頭を下げてる、みたいな図だ。
本当は6歳年上だけど、現在の肉体で換算すると8歳年下の奥さん・・じゃないけど奥さんである時子さんにはホント、頭が上がらない。