チェンジ! ~僕に恋して君を愛する~
「あれ?あなた、ご家族の元へ帰るって、言いたかったんじゃないの?」
「ええっ!?違うよ時子さん!僕が聞きたかったのは、仕事を二つくらいかけもちした方がいいかなって・・・」
「え?あぁ・・・そぅ」

時子さんは、僕がパジャマ代わりに着ている白いTシャツの胸あたりを、細くスッと伸びた指先でいじっている。
時子さんはどうやら早合点したことを照れているようだ。僕に顔を見せまいとしてるようだが、多少の暗がりでもそういう表情をしていることは、この近距離だから僕にも分かる。

あぁ、何てカワイイ僕の奥さん・・・じゃあホントはないけど。
それよりも、時子さんの指先の軽いタッチが、Tシャツ越しでも微妙な刺激になってしまって・・・このままだと体中が熱く疼いて疼いて、思考もグチャグチャに溶かされて・・・僕の中心が今にもムクッと起き上がりそうだ!
これだけでこんな陶酔状態になってしまってどうするんだ、自分!?

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