チェンジ! ~僕に恋して君を愛する~
「なっ、何!?時子さんっ」
「あの人、アパート借りてなかったの」
「え?あ・・・“りげんさん”、だね。借りてなかったんじゃないかな」
「会って聞かなかったの?“さちこ”って人に」
「いやぁ、そのー会うって言っても、どこのキャバレーに勤めてるか分からないし」
「あ。言われてみればそうね」
「それに、もしさっちゃんが契約書を持ってるんだったら、何としてでも僕、っていうか正確には“りげんさん”だけど・・・に連絡取ろうとするんじゃないかな」
「そうね・・・。よく考えてみたらあの人、印鑑や通帳も持ってなかったはずだわ。“作ってもなくす”って言って、作ろうとしなかったの」
「あの人、アパート借りてなかったの」
「え?あ・・・“りげんさん”、だね。借りてなかったんじゃないかな」
「会って聞かなかったの?“さちこ”って人に」
「いやぁ、そのー会うって言っても、どこのキャバレーに勤めてるか分からないし」
「あ。言われてみればそうね」
「それに、もしさっちゃんが契約書を持ってるんだったら、何としてでも僕、っていうか正確には“りげんさん”だけど・・・に連絡取ろうとするんじゃないかな」
「そうね・・・。よく考えてみたらあの人、印鑑や通帳も持ってなかったはずだわ。“作ってもなくす”って言って、作ろうとしなかったの」