チェンジ! ~僕に恋して君を愛する~
通路に落ちた僕のスマホは、それからあっという間に前の方へと消えてしまった。
ああぁ、もう誰にも連絡をする手段がない!
・・・でもこの状況じゃあ、スマホももう使えなかったかもしれないじゃないか。電波が届かないとかで。と、自分で自分を慰める。
今、僕が乗っている飛行機は、下に向かってグングン急降下しているところだ。
スピードは増しているのか、もう分からない。でも、かなりの速度で墜落しているのは、素人でも分かる。
通路の向こうにいる女の子にだって、分かることだろう。
あの子はまだ若い。少なくとも30の僕よりも大分若い。たぶん小学生くらいだ。
なのに、こんな理由で死んでしまうなんて。
可哀想だ。理不尽だ。
それを言うなら、僕だって可哀想だ。
この状況が理不尽に思えてならない。
ああぁ、もう誰にも連絡をする手段がない!
・・・でもこの状況じゃあ、スマホももう使えなかったかもしれないじゃないか。電波が届かないとかで。と、自分で自分を慰める。
今、僕が乗っている飛行機は、下に向かってグングン急降下しているところだ。
スピードは増しているのか、もう分からない。でも、かなりの速度で墜落しているのは、素人でも分かる。
通路の向こうにいる女の子にだって、分かることだろう。
あの子はまだ若い。少なくとも30の僕よりも大分若い。たぶん小学生くらいだ。
なのに、こんな理由で死んでしまうなんて。
可哀想だ。理不尽だ。
それを言うなら、僕だって可哀想だ。
この状況が理不尽に思えてならない。