チェンジ! ~僕に恋して君を愛する~
美鳥さん、元気かな。
僕が・・まぁ一応、死んでしまって、気落ちして・・・るだろうな。
でも美鳥さんのことだ、墜落事故からもう2ヶ月近く経ったし、ちょっとくらいは“落ち込み”から回復し始めているだろう。
これでもう、僕とは結婚できなくなったから・・・もしかしたら、せいせいしてるかもしれない。
ここぞとばかりに自分の都合の良いように考えた僕(自分一人だけで考えてることだから別にいいだろ?)は、凛々しい「りげんさん」の顔に苦笑を浮かべながら、すぐ近くにあるキッチン、というより「(昔風の)台所」という言葉の方が似合っている所へ歩いて行った。
さっきからいい匂いがしてる。
鍋の蓋を開けると、湯気とともに、味噌汁の香りが辺りにふわっと広がった。
これ・・奥さんが作ってくれたんだ・・・。
それだけでいたく感激した僕は、空腹だったこともあって、早速朝食を摂ることにした。
僕が・・まぁ一応、死んでしまって、気落ちして・・・るだろうな。
でも美鳥さんのことだ、墜落事故からもう2ヶ月近く経ったし、ちょっとくらいは“落ち込み”から回復し始めているだろう。
これでもう、僕とは結婚できなくなったから・・・もしかしたら、せいせいしてるかもしれない。
ここぞとばかりに自分の都合の良いように考えた僕(自分一人だけで考えてることだから別にいいだろ?)は、凛々しい「りげんさん」の顔に苦笑を浮かべながら、すぐ近くにあるキッチン、というより「(昔風の)台所」という言葉の方が似合っている所へ歩いて行った。
さっきからいい匂いがしてる。
鍋の蓋を開けると、湯気とともに、味噌汁の香りが辺りにふわっと広がった。
これ・・奥さんが作ってくれたんだ・・・。
それだけでいたく感激した僕は、空腹だったこともあって、早速朝食を摂ることにした。