チェンジ! ~僕に恋して君を愛する~
「今夜はこれでもう帰るわ。あたし、ビックリしちゃって、もうやる気なくなっちゃったし。りーさん」
「はっ、はいっ?」
「疲れてんじゃないの?やっぱりお酒、控えた方がいいんじゃない?あんまり自棄起こさない方がいいよ」
「はあ・・・そぅ、ですね」

としか今は言いようがない僕って・・・今の状況がさっぱり分からないんですけど!
大体僕は死んだんじゃないのか!?
それよりここ・・一体、どこのホテルなんだ!?

内心パニックに陥っている僕とは対照的に、同情の眼差しを見せてくれた彼女は、サッサと服を着始めた。
そして服を着終えた彼女は、「今回は5000円でいいわ。タクシー代ね」と言った。

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