幼なじみが好きでしょうがない
どうすればいいんだよ……
【大雅Side】
はぁ……楽しかった。
なんて、昨日の余韻 (?) に浸りながら、歩いて学校へ向かった。
3時限目。
なんか、だるくなって俺は授業をサボった。
「大雅く~ん、これどうしたらいいと思う?」
「は……?」
「切り裂いた方が……いいのかな?」
な、に言ってんだよ。
そう、こいつ、池田マリアが持ってるのは……
芽生の…制服…………
「大雅くん、この間、あーんな事言ったから~…………やっちゃっても…いい?」
『大雅くん、また付き合わない?』
『別に、お前のこと好きで付き合ったわけじゃねぇし。』
『なによそれっ。私、芽生ちゃんに何するかわかんないよ!?』
あぁ……忘れてた。
「ほんとにやめて…お願いだから。」
「じゃあ、これだけは、やめてあげる」
「だけってな…「その代わり…今日、手を繋いで一緒に帰ってくれる?」
手を…繋いで……?
てゆうか、そんなことでいいのかよ。
池田には悪いけど、はっきり言って、嫌だわ。
でも……
「わかった。だから、その制服返せ。」
「ふふふっ。わかった!ありがとう。」