幼なじみが好きでしょうがない
夏休みに入って、2週間くらい。
柊真とは、予定が合わなくて、会えてない……。
なんか、塾行ってるらしくて。
朝、一階に降りると
" 今日から3日間、お父さんと二人で、おばあちゃん家に行ってきます。"
ていう置き手紙があった。
ちょ、ちょいちょい!
そういうの、早く言ってくれないと!
冷蔵庫を開けると、一食分のカレーしかなかった。
なんか、ご飯作ってってから行くとかないのっ……?
とりあえず、朝と昼は、兼用でいいでしょ。
もう、11時だし。
何か買いに行かないと。
ガチャ。とリビングのドアが開いて、
大雅が起きてきた。
いつも遅いくせに、早いじゃん。
いや、もう11時だけどね?
これでも早いほうなんだよ。
「は……まじかよ。」
その置き手紙をみて、この男も、呆れていた。
「ほんっとに、勝手だよね。」
「いや、あ、まあ、そうだな。」
と、目を泳がせた。
ん?
なんだろ……