幼なじみが好きでしょうがない
デザートも食べ終わり、ファミレスを出て、近くの大型ショッピングモールへ向かった。
スーパーもあるから、いいんだよね~。
ほかの買い物はする気ないけど。
オムライスって材料そんないらないよね?
あと、サラダ用の野菜と……。
って、なんか、入ってる?
カゴの中に私が入れた覚えのないものが入ってた。
わらび餅。
「大雅ーどんだけ食べるのぉ?」
「いいだろ、別に。」
ほんとに好きだよね。
全部、材料を買って、スーパーを出た。
さりげなく、大雅が重い荷物持ってくれてる。
優しい。
ショッピングモールを出ようと思い、出入口の所へと向かおうとすると、
私の知っている男の人を見つけた。
女の子と二人で一緒にいる。
柊真……?
「あいつって……」
大雅もその姿に気づいたみたいだ。
「塾の帰り……とかかな?」
「どうだろうな。」
どうして……女の子と二人なんて…………。
塾で忙しいって……言ってた…よね?