幼なじみが好きでしょうがない
目が覚めると自分の部屋にいた。
大雅がここに連れてきてくれたのかな。
大雅…………。
大雅に会いたくなって私は大雅の部屋へ向かった。
------ コンコン
「はい」
ガチャっとドアを開けて入ると大雅はベッドの上に座って携帯をいじってた。
「お前、か」
そう言って、携帯を置いて私の方を見た。
私は、ベッドの近くに座った。
「あの、ね、大雅…」
「あ、あの、助けてくれてありがとう。」
すると、大雅は素っ気ない態度をして
「別に」
そう言った。
もぉ、冷たいよぉ~。
「大雅……なんで?なんであの時から……。」
そう言って、ベッドの上へ上がった。
「おい、来んな」
大雅は少し慌ててた。
嫌だ。私は聞きたいもん。
「どうして……。マリアと……」
私はそれでまた傷つけられた。
「うるせえっつってんだよ!!!
俺はお前のことが嫌いなんだよ」
あっ、
あぁ。
やばい。涙出てきそう。
「ごめっ……。ごめんっ……。」
そうだよね。
近寄っちゃいけないんだよね。
でも…………。
聞きたいの。
「どうして……
どうしてマリアと付き合ったの…………?」
私のことを見放して。
「るせえな、ゴチャゴチャ言ってんじゃねえよ」
そう言って、私の腕を引っ張った。
えっ。
気づくと私の上に大雅が覆いかぶさっていた。