幼なじみが好きでしょうがない


次の日。

よほど疲れていたのか
起きたのは、10時だった。

起きると、柊真からメールが来てた。


『 ごめん。

色々話したいから、今日会える? 』

そう書いてあった。


『うん。わかった。』

そう返した。


朝起きると、案の定大雅は起きてなくて

両親も休日だからといって
ベッドで寝ていた。


私は、着替えて、家を出た。

待ち合わせ場所に行くと


「芽生っ」

「あっ、柊真……」


「なんか、久しぶりだな。」

「あ、うん」

「じゃ、行こっか。」


そう言って、歩き出した。

カフェに入って、柊真が話し始めた。


「ごめん。」

「……」

「あのさ、昨日は、夜まで塾の予定だったんだけど、夕方で終わって、それで塾のみんなと花火大会行こうって話になって……」

そうだったんだ…………。


「それで、たこ焼き買って来いって言われたから、塾の女の子と買いに行ったところをみられたんだと思う……」

と、悲しそうに笑いながら言った。

「そう、だったんだ…………」

「ほんとごめん。

芽生が誰かと来てたら、会えるかな……とか思ってたんだ…。」

「えっ……」

そんなこと思ってくれてたんだ……。


「私こそ、ごめんね。」

「いやいや、俺が悪いから。」

勘違いだったんだね…………。


「塾の終わりに、遊んだりすることは多かったの……?」

「ああ、うん。」


そっか。

じゃあ、あの時も…………。


私の勘違いだったんだね。

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