幼なじみが好きでしょうがない



「さっき、誰見てたの?」

授業が終わった後、すぐに、柊真が私の席に来た。

「えっ、い、いや。外眺めてただけだよ?」

「そっ、か。」


そう言って、席へと戻っていった。

「気にしてるねー、手嶋くん。」

「へ!?」

「ヤキモチ?」

う、嘘だよ。

柊真がヤキモチなんて…………。


しなさそう…………。



もう、大雅と話せないのかな。
近づいちゃダメなのかな。

「芽生……?大丈夫?」

えっ…………

うぅ……


「りり~…………。」

「わっ、芽生っ……!」


みんなが私たちのこと見てる。

は、恥ずかし…………。


でも、今は、本当に泣き出したいくらいに
悩んでる。

どうしたらいいんだろう。


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