幼なじみが好きでしょうがない
放課後になり
「帰ろっか。」
そう言って、柊真と一緒に柊真の家へと帰った。
帰り際、りりが『がんばれ!』と小さな声で言ってくれた。
頑張る。
柊真の家は、割と駅から近くてすぐに着いた。家に着くまで、二人とも黙ってしまい、全く話さなかった。
ずーーーっと沈黙。
私も、どういう風に言ったらいいか考えまくって、柊真と話す話題なんて思い浮かばなかった。
「ここ。」
そう言って、私を家にあげてくれた。
あれ……
「お母さんとかは……?」
「あぁ、親、両方、仕事。」
そっか…………。
あぁ、なんか緊張してきた。
柊真は私を柊真の部屋に案内してくれた。
そして、大雅がベッドに座ったので、私もその隣に座った。