幼なじみが好きでしょうがない
こんな時でも、思い出すのは大雅のこと。
こんな、明るいテーブルを見てたら、すこし元気が出てきた。
「芽生~?もっと食べろよ?」
そう言って、恭介くんは、私のお皿に唐揚げを沢山乗せてくれる。
それを見た、りりは再び恭介くんに怒って「芽生にはあげちゃうのっ!?外面だけはいいよね~ほんと!」なんて言ってる。
ほんと、仲良い。
「ちょっ、こんなに食べたら、太っちゃうよぉ…」
そう言って、多すぎる唐揚げを、りりのお皿に入れた。
「芽生~ありがとぉ……!」
と嬉しそうだった。
恭介くんは、なぜか不服そう。
お父さんとお母さん、今頃泣いてるかな。
なんてね。