幼なじみが好きでしょうがない
『芽生……ごめん。』
え?
目の前にいるのは私の大好きな人。
そう、大雅。
何がゴメンなの?
そうして、女の人と腕を組んでどこかへ消えていった。
え?ねえ、隣の人は誰?
『待ってっ……!ねえ、行かないで…………!』
「おねがーーーーいっ!」
「芽生……何してんの」
目を覚ますと、私の顔を覗き込むりりがいた。
「ゆ、夢……かな…………?」
「おっきい声で叫んでたよ?ははは。」
うそ~やばい………………。
予知夢…………とかじゃないよね…?
怖いなあ。
その日は、りりと適当に家で遊んで、夕方頃に家に帰った。
「ただいま~」
と、家に帰っても、玄関に大雅の靴はない。
「わぁ、芽生~!寂しかったぞ~!!!」
わわっ、!!
帰ってきた瞬間、抱きつくのやめてよ~
一晩だけだし……。(笑)