幼なじみが好きでしょうがない
「やぁ~!よかった!!!!!!」
「え……ちょ、どういうこと」
大雅も焦ってる。
すると、大雅のお父さんが口を開いた。
「大雅、お前は元々、連れていく気は無かったんだ。………………お前の本心が知りたかった。」
え……………………?
「私達もよ!!…………二人がなかなかくっつかないから…!!!!!」
へ!?
な、なにそれ!?
「いやあ、よかった!!!!!!」
いや、お父さん。
同じことしか言ってないよ?
しかも、娘の好きな人が目の前にいるのに、なんで、そんなに笑顔なの。
「二人は、やっぱり両想いだったのね~!!!!」
私は、その瞬間、大雅の顔を見あげた。
すると、大雅もこちらを見ていて、二人で笑いあった。
「イチャイチャしないの~!」
へ!?
ちょ、ちょっ……!
「大雅……俺は、アメリカに行かないといけない。…………だから、芽生ちゃんの家、この家で楽しく、過ごしなさい。」
と、笑顔で言った。
行かなくていいの……?
大雅……ここに残れるの……?
嘘っ…………。