幼なじみが好きでしょうがない
ステージの上には、確かに大雅の姿があった。
「きゃーーーー!!!!」という女の子の黄色い悲鳴が聞こえる。
「告白する相手は誰ですかっ!」
え……?嘘っ。
「1年2組……高木芽生。」
へっ?ほんとに…………?
「はい、じゃあそこの実行委員の高木さん!来てください~!」
「へっ、あっ、は、はいっ。」
そう言って、急いでステージへ向かった。
女の子の視線が痛い。
「はい、じゃあ、告白をどうぞ!!!」
「芽生………………好きだ。…………俺と…付き合ってください。」
そういった瞬間、またまた女の子の「きゃーーーー!!!!」という声がさっきよりも大きく聞こえた。
「……もちろん。…あたしも好きだよ…………。」
私がそう言うと、大雅は顔を赤くした。
すると、体育館にいる男子が
「ひゅーひゅー!」と、盛り上げてくる。
あーもう、そんなのいらないからあ!!!