幼なじみが好きでしょうがない
やばい。
なにか話さないと……。
でも……別に話すことが……
なーーーーーーーーーーいっ!!!
まあいっか。
こうやって隣歩けるだけで嬉しいや。
「へぇ~?俺と歩けるのがそんな嬉しいんだ?」
はっ?
「な、なんでよ、私別にそんなこと言ってないけど?」
ああ、素直じゃないなあ。私。
なんでえええ、もぅっ。
「嬉しそうに笑ってたから。気持ち悪いなあって思って。」
き、気持ち悪いって!
「そんな顔してないしっ。なんなのよ、気持ち悪いってぇー!」
すると、大雅は急に走り出した。
「ちょっ、ちょっとお!」
急に走らないでよ!
「ばーか。追いつけるのか~?お前が」
そう言って、べーーーと舌を出してる。
はぁ?
「ばっか!!追いつけるわ!」
そう言って、家に帰るまで鬼ごっこをした。