幼なじみが好きでしょうがない
すると、りりが
「二人は、修学旅行のしおり係らしいわよ。
だよね?爽君。」
と、爽太くんに聞いていた。
「そうなんだ、だからそんなに気にすることないよ。」
えぇっ。
気にしちゃうよぉぉぉぉっ。
だってっ。
あれから、ほんとにずっと一緒にいるもんっ。
と、机に突っ伏していると
「お~い、ホームルーム始めるぞ~、席つけ~」
と、先生が入ってきて、クラスのみんなが、ささっと席についた。
はぁ。
「え~っと、今度のレクリェーションの事なんですが、男女二人ずつの、4人班を作ってください。」
えぇ~。
男女!?
男子と!?
話したことない人とか、あんまり絡みたくないんだけどなあ。
「はい、じゃあ、ホームルーム終わりま~す。」
ガタガタッ
先生が教室から出ていき、みんなが、席から立つ。
誰と組もう……。
まあ女子は……。
「芽生っ組もう?」
ほら、いつも、りりが言ってくれる。
「もちろんっ」
でも……。
「男子はどうする?」
すると