幼なじみが好きでしょうがない
「んんんんーーーー!魚釣りって難しい~!」
私とりりは、川に向かってそう叫んだ。
さっきから全く釣れないんです。
すると、後ろから
「ほら、やるよ。」
と、声をかけられた。
「えっ……あっ、柊真……って、え!?」
こんなに!?
でも、柊真のが……。
「俺は、あいつの分があるから大丈夫。」
と、誰かを指さした。
へっ、?
その方向には、日向くんがいた。
たくさん、魚を釣れて、嬉しそうだ。
「あ、ありがとう。」
私がお礼を言うと
「おう」
そう言って、日向くんの所へ向かった。
私たちが釣れてないの見てたんだ。
恥ずかしい……。(笑)
でも、やっぱり優しい人だ。
とか、色々考えてると…
「柊真……って何よ。」
と、ニヤニヤしながらりりが言ってきた。
はっ。りり、寝てたんだっけ!?
「あっ、えっと…話聞いてくれたの!!
中学の頃のこととか…大雅のこととか……」
そう言うと、
「あ、そうだったの。で?」
で?ってなによっ。
「好きになっちゃいそ?」
「はぁ!?」
あっ、大きな声を出しすぎて、周りのみんなが私のことを見てる。
あっ、やばい……////
「あるわけないよ……。」
私が好きなのは、大雅だし……。