幼なじみが好きでしょうがない


「あ~、ごめん、今から私、班長会議あるから、三人でやってて。」

そう言って、りりはテントを後にした。


ええええ、3人?私、女1人?
ちょっと、やだよお、心細い……。

「よしっ、やろうか」
と、日向くんはトランプを配っている。


すると、
「あぁ?なんか、うるせえな。」
と、先生の声がした。

「男子は、女子のテント入るの禁止だぞー?」

あっ、や、やばいっ。
バレたら……。

すると、誰かに腕を引かれた。

いつの間にか、布団の中にいて、柊真に抱きしめられていた。

私は、胸の鼓動が止まらなくって……。
ドキドキが……やばい。

大雅以外の男の子に、ドキドキしたのなんて、初めて……。


「あ、寝てるな。」
そう言って、先生はどこかへ行った。

や、やばい……。
私…………。



すると、布団が剥がれた。

「あ~あぶなかったな。」
と、柊真に言われた。


「う、うん。」


あぁ~、やばかった。
いろんな意味で……。

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