幼なじみが好きでしょうがない
目がさめると
なぜか、ベッドの上にいた。
「へっ?ここ、どこ……」
起き上がると、柊真がいた。
「あっ、芽生…大丈夫か?体…」
と、心配してくれる。
「大丈夫だよ……?」
柊真は そっか と言って、椅子に腰掛けた。
「昨日、夜ご飯も食べてなかったし、寝るのも遅かったんだろ?」
えっ……。
どうしてそれを…………
「本田から聞いた。」
あっ、そうなんだ。
「一時的なやつだから、きっと大丈夫だよ。」
そう言って、ベッドから降りて、医務室から出た。
柊真は私の肩を持って、支えてくれてる。
すると、後ろから聞いたことのある、甲高い声が…
「あれぇ~?芽生ちゃん、何やってんの?もう、男漁り?大変だね~」
振り返ると……マリアだった。
なんなのよ。
「別に、漁ってなんか……「お前、最低だな。」
と、私の言葉を遮って、柊真がマリアに言った。
えっ。
「えっ、な、なにが?でも、あなたに…「ほら、こんなやつほっといて行くぞ。」
マリアの言葉を遮って、私の手を引いた。
マリア、慌ててた。
ざまあみろ。そう思っちゃった。
私、嫌な女かな。