幼なじみが好きでしょうがない
次の日。
私は、また机に突っ伏していた。
「もう~そんなに拗ねないの~!」
と、りりが言ってくる。
「だってぇぇぇ、」
意外とっていうか、だいぶ、寂しいよおおおおお……。
会いたいよぉ……。
なんて、言えないけどさ……。
いや、ほんとは言いたいよ?
素直になりたい……。
「ほらっ、先生来るよ。」
「うん……。」
あんまり、やる気も出ないまま、1日が始まった。
お昼になり
「はぁ~、一日が長い。」
「ほんっと好きね~」
え!?
いまさら!?
すると、りりは口を私の耳に近づけて
「でも、手嶋くんのことはいいの?」
小さな声で言った。
いや、そんなの……
「気になってるに決まってる。」
すると、またりりはニヤニヤしはじめる。
なんなのよ!!!!!
とりあえず、私は一日頑張った。