幼なじみが好きでしょうがない
こんなにかっこよかったっけ?
そして、待ちに待った、海当日。
私は、夏っぽいワンピースを着た。
向こうで着替えるから…持っていくのは…。
水着、パーカー、スマホ、財布。
あっ、日焼け止め……!
忘れるところだった。
「ほら、行くぞ。」
と、勝手にドアを開け、勝手に私の手を引いた。
ほんとに勝手な人だ。
駅に着くと、カジュアルな服装で高身長なイケメン男子と、白いふわふわした可愛らしいスカートをはいた、美少女が笑って話していた。
あーもう、このリア充め。
「おはよう!」
「おっ、芽生ちゃん達きた!
大雅、お前よく起きれたな。」
「この、うるさい女に、叩き起こされたんだよ。」
「…な!」
「だって、朝から、寝てんのに、この巨体が上に乗っかってくんだぞ?あぁ、怖かったわ。」
「ちょっとそれどういう意味よ!」
「そのまんまの意味だし。」
「はぁ!?」
むかつくーーー!
「ほらほら、2人とも。もう電車つくから、行くよ。」
りり……やはりあなたは神様なのですね。
海!たのしみ!!!!