幼なじみが好きでしょうがない

こんなにかっこよかったっけ?



そして、待ちに待った、海当日。


私は、夏っぽいワンピースを着た。

向こうで着替えるから…持っていくのは…。


水着、パーカー、スマホ、財布。


あっ、日焼け止め……!



忘れるところだった。






「ほら、行くぞ。」

と、勝手にドアを開け、勝手に私の手を引いた。


ほんとに勝手な人だ。



駅に着くと、カジュアルな服装で高身長なイケメン男子と、白いふわふわした可愛らしいスカートをはいた、美少女が笑って話していた。


あーもう、このリア充め。


「おはよう!」

「おっ、芽生ちゃん達きた!
大雅、お前よく起きれたな。」

「この、うるさい女に、叩き起こされたんだよ。」

「…な!」

「だって、朝から、寝てんのに、この巨体が上に乗っかってくんだぞ?あぁ、怖かったわ。」

「ちょっとそれどういう意味よ!」

「そのまんまの意味だし。」

「はぁ!?」




むかつくーーー!



「ほらほら、2人とも。もう電車つくから、行くよ。」


りり……やはりあなたは神様なのですね。



海!たのしみ!!!!


< 90 / 200 >

この作品をシェア

pagetop