【SS集】1分で読める超短編 ☆ホラーver☆
通夜にはクラスのほとんどの人が参列した。

オレは信じられないでいた。
佐々木が死ぬなんて……。

目「あーなんか乾くなあ。痛い」

こんな時にもオレのパーツはオレの気持ちなんてお構いなしに愚痴を言う。

佐々木、お前、事故だったんだって?どうしてこんな急に……。

参列が終わり、オレが佐々木の家から出ようとしたときだった。

「酷い状態だったんだってな」

オレのクラスの担任が他の先生とこそこそと話してるのが聞こえてきた。

酷い?何の話だ?

「誰が佐々木にあんな酷いことを……」

「でも玄関も窓も鍵が掛かっていて、荒らされた様子はなかったらしいぞ」

え、佐々木の話か?
佐々木は事故にあったんだろう。
荒らされたって……。



「体の部位がバラバラの状態で発見されたなんてな……」


……。

バラ…バラ?
部位…?
密室…?


『しまいにはパーツ同士で喧嘩してさ』


鼻「おい、お前うるせえぞ」

目「あ?なんだと?」

『仲悪いんだよね』


鼻「やんのか?お前」

目「上等だぁ!!」


あ、喧嘩が始まった。



fin.





プチアトガキ
久しぶりに書いてみました。
落ちが、あっさりで。
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