【SS集】1分で読める超短編 ☆ホラーver☆
ある日、狂った男がこの部屋に入ってきた。
にやけながらあなたの髪をわしづかみ、引き摺るようにバスルームへ連れていった。
気持ちの悪い高笑いと、あなたの悲鳴が聞こえた。
だんだん悲鳴は小さくなって、ついに男の高笑いにかきけされてしまったとき、男が満足げにバスルームから出てきた。
血走った両目でこちらをとらえ、息をきらしながら向かってきた。
「はは、あはは、いいものをやろう!!」
男の手から注がれたそれに、白い花弁が赤く染まった。
茎を伝って垂れた液体は乾いた土に染み込んだ。
「ひっひっうまいだろう?!」
蔑むように見下ろして男は言った。
ああ、甘い。
あなたのそれを甘いと思ってしまった。
にやけながらあなたの髪をわしづかみ、引き摺るようにバスルームへ連れていった。
気持ちの悪い高笑いと、あなたの悲鳴が聞こえた。
だんだん悲鳴は小さくなって、ついに男の高笑いにかきけされてしまったとき、男が満足げにバスルームから出てきた。
血走った両目でこちらをとらえ、息をきらしながら向かってきた。
「はは、あはは、いいものをやろう!!」
男の手から注がれたそれに、白い花弁が赤く染まった。
茎を伝って垂れた液体は乾いた土に染み込んだ。
「ひっひっうまいだろう?!」
蔑むように見下ろして男は言った。
ああ、甘い。
あなたのそれを甘いと思ってしまった。