隣の殺人鬼
「他に、何か意見のある者はいるか?」
小泉部長が再び周りを見渡す。
「すみません!」
俺も思い切って手を挙げた。
「先程のチームメンバーの発表で・・・最後に僕の名前を呼ばれましたが何かの間違いではありませんか?」
そんな重要な仕事に、まだ営製管理部に来て4ヶ月の俺が任せられる訳がない。
「・・・・君が鳥越君か。
君の話は磯村課長や青木主任からよく聞くよ。
頑張ってくれたまえ。」
小泉部長は“うん”と頷く。
・・・・マジかよ・・。