隣の殺人鬼




鍋をテーブルまで持って行くとさっそく取りかかる。


「スキヤキなんて久しぶりです。」


「俺もだよ。
なかなか1人でやる料理ではないしね。」


「三上さんいつもご馳走になってすみません。」


「全然気にしなくていいよ!
今日だってこれ見て。

実家から松阪牛が送られてきて、どうやって食べきろうか困ってたんだから。」


「松阪牛!?」


「あれ?松阪牛嫌いだった?」


「いやいやいやいや。
むしろ食べたことないです。」


松阪牛を見た鳥越君の目が輝きだした。


「いっぱい食べて栄養つけてよ。」


「はい!」


< 141 / 324 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop