隣の殺人鬼







 


「それで肝心のシラス丼がまさかの売り切れでさ~。」

「アハハハ、ホント日本全国飛び回ってて良いですね!」



鍋の具材がほとんど無くなる頃には、ビールの空き缶も12本になろうとしていた。


俺も鳥越君も、すっかり酔っ払っていた。



「いやぁ、松阪牛美味しかったです。」


「俺も久しぶりにスキヤキ食べられて良かったよ。」


「前に頂いたワインといい、三上さんの実家はやばいですね。」


「あんまり人には言わないようにしてるんだけどね。
あ、鳥越君も誰かに言っちゃダメだよ。」


「了解でーす。」




鍋に〆のうどんを投入する。


やっぱり最後はこれだな!



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