隣の殺人鬼




「着いたよ!もう人いっぱいだね!」


何とかライブ会場に着いた。

そろそろ機嫌直ってくれ~!!



車から降りて、人だかりの方へと歩く。

ユヅキちゃんは無言のまま俺の一歩後ろをついてきた。









「三上さん。」



「なに?」


久しぶりに喋ったユヅキちゃんは今にも泣きそうな顔をしていた。




「ここでキスして。」


「は!?」



会場に行き交う人のど真ん中。
とんでもないことを言い出してきた。




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