隣の殺人鬼
クルミちゃんと話をしているとあっという間に行列の前の方に来た。
一人でライブに来た場合、唯一退屈なのがこの物販を買う行列に並んでいる時だけど、話し相手がいるとすごく早く感じる!
俺達の番が来てクルミちゃんと一緒に物販スタッフの前に立つ。
「・・・・のMサイズと、あとタオル2枚と、貯金箱2つお願いします。」
2人分纏めて注文し終えると、スタッフが申し訳なさそうな顔をした。
「申し訳ございません。
貯金箱なんですけど残り1つとなりまして・・・。」
「あ、じゃあ1つでお願いします。」
“残り1つ”という言葉を聞き、隣のクルミちゃんが焦った表情を浮かべていたが、
とにかく無事に最後の貯金箱をゲットできた。