隣の殺人鬼




「三上君。」


「はい。」


「あ、突然すみませんね。
先程西部から紹介ありましたが、風間です。」


「はい。」


「私からも1つ聞いていいかね?」


「なんですか?」


「さっき西部が写真を見せようとした時、

“僕は結構モテますからね”

って言ったけど・・・。」


「それがどうしたんですか?」


「どうして遺体が女性だって知ってるんだい?」



「・・・・!!?」



「確かに君の別荘からは複数の女性の遺体が見つかった。

だが、我々は“遺体が女性だった”とは一言も言っていないし、

マスコミにはまだこの事件自体、公表していない。」


「そ、それは・・・。」


「三上君・・・口を滑らせたな。

じゃあ西部。あとは任せた。
コーヒーでも飲んでくる。」

「はい。」




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