隣の殺人鬼




「私たち・・・ラッキーだったよね・・。」


「あいつの親父と母親を海に沈めた時の事か?

それとも奥さんを道路に突き飛ばした時の事か?」


「・・・隣の殺人鬼・・・・・。

あなたの部屋の隣に、まさかあんな殺人鬼が住んでいたなんてね。」


「ああそっちか・・。
おかげで今回利用できたからな。」


「いつから気付いてたの?彼の正体に。」


「初めて見かけた時、すぐに俺達と同じ、
“こっち側”の匂いを感じた。

あとは簡単だ。
部屋に入り込むのも。盗聴も、尾行も。」




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