隣の殺人鬼
「それでこの前うちのかみさんがよ・・」
「ガハハハハ。俺なんて娘がよ・・」
つい30秒程前までいがみ合ってたのに、もうお互いの家庭の話で盛り上がっている。
・・・仲が良いんだか悪いんだか・・。
でもこの2人が営製管理部を支えて、エースとして青木さんがいる。
やっぱり俺は周りの人に恵まれているな!
青木さんともこの機会でもっと仲良くなりたかったけど、
周りには青木さんファンクラブ(勝手に俺が命名)の男性陣が群がって、結局大して喋れなかった。
色んな人から「青木さんに仕事教えて貰えるなんて羨ましいぞ鳥越・・」って言われた。
そういう意味では、青木さんのおかげで俺の顔と名前も皆さんに広く覚えられたから良しとするか。