隣の殺人鬼
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最寄り駅に着くとコンビニでお酒を買ってからアパートに向かう。
今日はちょっと飲み足りなかったな。
明日も早いけど、帰ったらもうちょっと飲んじゃおう。
「鳥越君!」
もうすぐアパートに着く所で後ろから声を掛けられた。
「あ、三上さん!」
声の主は203号室の三上さんだった。
「お疲れ様!仕事帰り?」
「お疲れ様です。はい、その後上司と一杯飲んできたんですけど飲み足りなくて。」
右手に持っていたコンビニ袋を三上さんに見せる。
「それは丁度良かった!
実家からワインが届いたんだ。
今日飲もうと思ってたから、良かったら俺の部屋で一緒に飲もうよ。」
「マジですか!ぜひ!」