奇跡の先輩へありがとう(短編)

運命って信じますか?

高校生になったら、絶対運命の恋をするんだって決めた私。
その名は、佐々木蘭。
男運悪しの、見た目は男好き。
付き合った男は、多いだの言われてるけど実際は3人。
高確率で浮気されて、極めつけの一言はいつも"お前は俺の飾りだから"だった。

高校に入学して、3日目。

「ねぇ、蘭って部活決めたの??
ここって、1年生は強制でしょ?」

中学から一緒で心友の琴が私に問いかける。

「らしいね。
男バスのマネかな??だから、今日の放課後行こうかなって」

ここの高校は変わってて、1年生は部活が強制らしい。
なんにも部活なんて決めてもないし、ただ中学の時片想いだった子がバスケ部だったから。
そんな理由。

「そっか。
お弁当蘭のクラスで食べてから行こうか」
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