甘い初恋は、イケナイ最後の恋。
「今までよく頑張ったな。
もう一人で悩まなくていいんだ。
俺がいる。俺がゆあを支えてやるから。
だから無理して一人で抱え込むな。
笑いたい時笑って、泣きたい時は泣いていいんだからな」
「…っ!うぅ……ひろく、ん……っ!」
大くんに思いっきり抱きついてバカみたいに大きな声で泣けば、大くんは笑って抱き締め返してくれて。
ずっと孤独の道を歩いていくんだと思ってた。
それしか道はないと思ってた。
でも私の前に大くんが現れて、大くんが道の分岐点で手を差し伸べてこっちだよって導いてくれて。
私は孤独じゃなくなった。
ちゃんと一緒に歩んでくれる家族がいるんだと感じさせてくれる。
ありがとう大くん。
私また歩き出せそうだよ。