男の娘。~絶対秘密の女装アイドル~
「瑞希。熱愛記事見た。あれどういう事
だ?」
ああ、やっぱりおじさんも見たんだ・・・
俺は絶望的な気分になった。こんなに早く
世間に知れ渡ってしまうなんて想像もしてい
なかった。暗い気持ちを押し殺すと明るい
声で作り笑いする。
「あはは。あんなの誤解に決まってるだろ。
俺は男だし、そんな趣味ないよ。それにキ
スとか熱愛の証拠写真なんてないんだか
ら。ただのでっち上げだって」
「そうか・・・」
おじさんが全くヘラヘラしていない。俺は
それだけマズい状況に追い込まれていると
いう事か。本格的に何とかしないと輝に迷
惑を掛けてしまう。というか既に迷惑は掛
けてるけど。輝の仕事が俺のせいで減るの
は絶対にダメだ!
「まあ・・・どうするのかは瑞希次第って事
だな」
「それ、親父にも言われた」
「だろ?だって、お前の答えはもうとっくに
決まってるはずだ」
おじさんの思いがけない一言に俺の思考は
停止する。
だ?」
ああ、やっぱりおじさんも見たんだ・・・
俺は絶望的な気分になった。こんなに早く
世間に知れ渡ってしまうなんて想像もしてい
なかった。暗い気持ちを押し殺すと明るい
声で作り笑いする。
「あはは。あんなの誤解に決まってるだろ。
俺は男だし、そんな趣味ないよ。それにキ
スとか熱愛の証拠写真なんてないんだか
ら。ただのでっち上げだって」
「そうか・・・」
おじさんが全くヘラヘラしていない。俺は
それだけマズい状況に追い込まれていると
いう事か。本格的に何とかしないと輝に迷
惑を掛けてしまう。というか既に迷惑は掛
けてるけど。輝の仕事が俺のせいで減るの
は絶対にダメだ!
「まあ・・・どうするのかは瑞希次第って事
だな」
「それ、親父にも言われた」
「だろ?だって、お前の答えはもうとっくに
決まってるはずだ」
おじさんの思いがけない一言に俺の思考は
停止する。