bittersweet
また入れ替わりでヨシキさんともう1人の男の人が私の隣に来た。
「あれ、コーヒーなんて飲んでるの?うちコーヒー置いてたっけ」
ヨシキさんが言った。もう1人の人が
「あぁ、遼が休憩室に置いてるやつじゃない?あいつさ。自分専用のコーヒー持ち込んでんだよね」
わざわざ自分の私物のコーヒー落としてくれたんだ・・・と嬉しくなる。
単純だな。
「ってか、そのマグカップ、遼がいっつも使ってるやつじゃね?なんか茶渋落ちてないし。こんなの客にだすなんて。オイッ遼!」
ヨシキさんが吉岡くんに文句を言おうと声を荒げた。
「気にしないでください。ほんとこのマグカップ大きさちょうどよくて」
わけのわからないフォローを入れる。これも私物なのかな?
でも・・・
他のテーブルで他の女の子たちと楽しそうに盛り上がってる吉岡くんを見た。
このコーヒーもちょっとほっこりした気持ちも全部お金で買えるんだよね。
「すいません。私・・・もう帰ります・・・」
ヨシキさんにそう告げた。
「もう帰るの?ゆっくりしてけばいいのに」
「いえ・・・おいくらですか?」
財布を取り出す。1万円しか入ってないけど足りるかな・・・
「あっいいよいいよ。遼につけとくように言われたから」
「あれ、コーヒーなんて飲んでるの?うちコーヒー置いてたっけ」
ヨシキさんが言った。もう1人の人が
「あぁ、遼が休憩室に置いてるやつじゃない?あいつさ。自分専用のコーヒー持ち込んでんだよね」
わざわざ自分の私物のコーヒー落としてくれたんだ・・・と嬉しくなる。
単純だな。
「ってか、そのマグカップ、遼がいっつも使ってるやつじゃね?なんか茶渋落ちてないし。こんなの客にだすなんて。オイッ遼!」
ヨシキさんが吉岡くんに文句を言おうと声を荒げた。
「気にしないでください。ほんとこのマグカップ大きさちょうどよくて」
わけのわからないフォローを入れる。これも私物なのかな?
でも・・・
他のテーブルで他の女の子たちと楽しそうに盛り上がってる吉岡くんを見た。
このコーヒーもちょっとほっこりした気持ちも全部お金で買えるんだよね。
「すいません。私・・・もう帰ります・・・」
ヨシキさんにそう告げた。
「もう帰るの?ゆっくりしてけばいいのに」
「いえ・・・おいくらですか?」
財布を取り出す。1万円しか入ってないけど足りるかな・・・
「あっいいよいいよ。遼につけとくように言われたから」