bittersweet
2.恋に似ている
胸が痛い
「今日定時に帰れそう?一緒にご飯食べようよ」
昼休みに久美からメールが来た。
待ち合わせの時間と場所を決めてメールを返す。この間の合コンの首尾を聞きたいんだろう。
あれから吉岡くんとは数回メールのやりとりをした。
当たり障りのない内容だったけど男の子とメールのやり取りするってこと自体私には新鮮だった。
久美とファミレスに入りハンバーグステーキセットを頼む。久美はフライ盛り合わせ膳を頼んでた。
「吉岡くん、私もこの間初めて会ったけどかっこよかったね」
「うん。たくさん話せてうれしかったよ」
私も素直に感想を述べる。
「なんかずっと琴美狙いだったもんね。バイトってのはウソじゃなかったみたいだけど・・・」
久美が少し言いにくそうに続ける。
「サトルに聞いたんだけど吉岡くんのバイトってさ、ボーイズバーなんだって」
「ボーイズバー?何それ」
「私もよくわからないけどホストクラブの軽いバージョン、みたいな。そこで3本の指に入るくらいの人気なんだって」
あぁだからあんなに話しやすくて聞き上手だったんだ。それを仕事にしてるプロだったんだな。妙に納得。
「でさぁ。この間の合コンも男の子少なくてサトルが人数合わせ吉岡くんに頼んだんだけど、最初は渋ってたらしくてさ」
エビフライをかじりながら久美が続ける。
「サトルが、新規の客開拓するチャンスだからって説得して連れてきたんだって。ほら琴美1人だけ仕事してるしお金もってそうって思われてカモにされそうになってんじゃないかってちょっと心配で」
たしかにそう考えるとつじつまが合うかも。吉岡くんみたいな人が私に本気で興味を持つとは思えない。
「サトルは吉岡はそんな悪いやつじゃないって言うけどさ。サトルもつい最近仲良くなったらしいから深い部分はまだわからないと思うし。もし店に誘われても絶対行っちゃだめだからねっ」
私はハンバーグをもぐもぐさせながら頷く。
「これでも身の程わきまえてるつもりだから大丈夫だよ」
うん大丈夫。私は大丈夫。
「琴美意外としっかりしてるからね。でもなんかされたら絶対に言いなよね」
久美はほっとした顔をして笑った。
昼休みに久美からメールが来た。
待ち合わせの時間と場所を決めてメールを返す。この間の合コンの首尾を聞きたいんだろう。
あれから吉岡くんとは数回メールのやりとりをした。
当たり障りのない内容だったけど男の子とメールのやり取りするってこと自体私には新鮮だった。
久美とファミレスに入りハンバーグステーキセットを頼む。久美はフライ盛り合わせ膳を頼んでた。
「吉岡くん、私もこの間初めて会ったけどかっこよかったね」
「うん。たくさん話せてうれしかったよ」
私も素直に感想を述べる。
「なんかずっと琴美狙いだったもんね。バイトってのはウソじゃなかったみたいだけど・・・」
久美が少し言いにくそうに続ける。
「サトルに聞いたんだけど吉岡くんのバイトってさ、ボーイズバーなんだって」
「ボーイズバー?何それ」
「私もよくわからないけどホストクラブの軽いバージョン、みたいな。そこで3本の指に入るくらいの人気なんだって」
あぁだからあんなに話しやすくて聞き上手だったんだ。それを仕事にしてるプロだったんだな。妙に納得。
「でさぁ。この間の合コンも男の子少なくてサトルが人数合わせ吉岡くんに頼んだんだけど、最初は渋ってたらしくてさ」
エビフライをかじりながら久美が続ける。
「サトルが、新規の客開拓するチャンスだからって説得して連れてきたんだって。ほら琴美1人だけ仕事してるしお金もってそうって思われてカモにされそうになってんじゃないかってちょっと心配で」
たしかにそう考えるとつじつまが合うかも。吉岡くんみたいな人が私に本気で興味を持つとは思えない。
「サトルは吉岡はそんな悪いやつじゃないって言うけどさ。サトルもつい最近仲良くなったらしいから深い部分はまだわからないと思うし。もし店に誘われても絶対行っちゃだめだからねっ」
私はハンバーグをもぐもぐさせながら頷く。
「これでも身の程わきまえてるつもりだから大丈夫だよ」
うん大丈夫。私は大丈夫。
「琴美意外としっかりしてるからね。でもなんかされたら絶対に言いなよね」
久美はほっとした顔をして笑った。