只今上司がデレデレちゅぅ!!〜溺愛上司に愛されて〜
「本当に心配なだけなのに」

美羽に断りを入れて、悠哉は響輝とご飯に来ていた。

「こっちも桃歌と一緒にいたいってのに…チッ」

「一緒には住んでないんだ?」

「お前みたいに強引には行かないんだよ普通は!」

会社でのやり取りより、砕けてる方が互いに気を遣わずにいられて楽だった。

話がズレて響輝が切り出す。

「それで?悠哉さんは柊木さんにどうして欲しいわけ?」

「そりゃあ、もうちょっと警戒心を持って…」

響輝は呆れる。

深い溜息をついた。

ガチでバカを言う親友に対して呆れることしか出来ない。

「お前さ、柊木さんに気持ち聞いたの?お前の想いを押し付けるとかではなく、柊木さんが悠哉に対して自分の気持ちをぶつけたことはあるのか?」

悠哉は考える。

アホだとバカだと思っていた友人は、どうしようもない野郎であった。
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